今回のセミナーイベントは3月の定例会合ということで、複数の話題についてのセミナー・ディスカッションを実施させていただきます。
【1】オンライン診療・服薬指導に関するJMVAの活動紹介と制度改正の動向
当協会では、オンライン診療・オンライン服薬指導などの医療、医薬分野におけるデジタル技術の実装に関して提言を行ってきていたところです。
https://jmva.or.jp/infomation/20211220/
このような提言も踏まえて、オンライン診療指針、オンライン服薬指導に関する薬機法の規制、診療報酬・調剤報酬に関する見直しが進められ、令和4年3月にはそれぞれの改正内容が出揃う状況にあります。当協会においては、このような提言を主導しMICIN社としてのサービスの実装を進めた原聖吾理事、オンライン診療の普及に関する活動を早期から携わっていた加藤浩晃理事、オンライン診療の適切な実施に関する指針の見直しに関する検討会やICTを活用した歯科診療等に関する検討会に参加した落合孝文理事のメンバーで、提言後の議論の状況や、各制度改正の内容の紹介、今後の展望に関して解説をさせていただきます。本年に改定がなされるオンライン診療指針、オンライン服薬指導、令和4年診療報酬改定のいずれの内容もカバーする議論をいたしますので、ぜひ最新の動向をこの機会に把握してください。
【2】デジタルヘルスに関するビジネス展開の勘所
当協会の理事であり、国内外において株式会社アルムの事業を展開する坂野哲平理事の講演を実施させていただきます。デジタルヘルスについては、国内での事業者単独での取り組みに終わるものではなく、国内外の関係者との密接な連携をしてのビジネス展開が必要になります。坂野理事は、アルム社の欧米、新興国を含めた事業展開、各地のステークホルダーの連携、さらに規制対応も行われた経験を踏まえて海外展開において留意すべき事項をお伝えいたします。また、国内での事業においても、自治体、アカデミア、医療機関との連携を進められている経験から自治体等との連携における勘所や、また補助金事業等に取り組む際の注意点などについても披露していただきます。
当該セミナーはヘルスケア関係者をはじめ多くの皆様にご聴講頂くべく、無料とさせて頂きますので、是非多くの方々にご参加頂ければ幸いです。なお、JMVA会員の皆様のみ、投影資料をセミナー開催後に希望者の方々に配付させて頂く予定です。
【 セミナーイベント概要 】
● 日時:3月24日(木)19時30分スタート
● セミナー方式:オンライン開催
● 参加費:会員、非会員ともに無料
● 登壇者:原 聖吾、小川 智也、加藤 浩晃、落合 孝文、坂野 哲平(いずれもJMVA理事)
※ 登壇者は予定なく変更する場合がございます
● セミナー内容:
19:30~19:33【 ご挨拶と協会のご紹介 】松尾 尚英(JMVA副理事長)
【 第1部 】オンライン診療・服薬指導に関するJMVAの活動紹介と制度改正の動向
19:34~【 講演 】原 聖吾
20:00~【 パネルディスカッション含むQ&A 】原 聖吾、小川 智也、加藤 浩晃、落合 孝文(ディスカッション形式)
【 第2部 】デジタルヘルスに関するビジネス展開の勘所
20:45~【 講演(Q&A含)】坂野 哲平
21:27~【 閉会挨拶 】山本 隆太郎(JMVA副理事長)
● 参加人数:500名(先着順)
● 実施時間:合計120分(実施時間は目安となります)
・【 第1部 】講演 26分+パネルディスカッション含むQ&A 30分
・【 第2部 】講演含むQ&A 42分
● ご参加のお申込みは下記のURLからお申込みください。
https://jmva20220324.peatix.com/
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● 登壇者プロフィール:
■ 原 聖吾/株式会社MICIN 代表取締役CEO
東京大学医学部卒、マッキンゼーを経て、株式会社MICINを創業。医師。 厚生労働省「保健医療2035」事務局にて、2035年の日本における医療政策についての提言策定に従事した。横浜市立大学医学部非常勤講師。スタンフォードMBA。
■ 小川 智也/医師、MRT株式会社 代表取締役社長
医師・英国国立ウェールズ大学院MBA ・救急科専門医・英国大規模災害対策MIMMS会員。高度救命救急センターの災害医療?救急医療に従事した後、2011年MRT株式会社の経営に参画。現在、同社の代表取締役社長。同社で、医療プラットフォーム事業を通じ、全国の医師7万名・看護師1万名・大学医局300とのネットワークを構築。この他、病院専用の緊急安否サービスを独自開発し、全国の災害拠点病院に広げるべく活動を展開しつつ、遠隔診療プラットフォームの普及にも注力している。
■ 加藤 浩晃/医師、京都府立医科大学、デジタルハリウッド大学院客員教授、元厚生労働省
医師、浜松医科大学卒業。専門は遠隔医療、AI、IoTなどデジタルヘルス。眼科専門医として1500件以上の手術を執刀、
白内障手術器具や眼科遠隔医療サービスを開発。 医療・ヘルスケアビジネスに必要な「医療現場」「医療制度」「ビジネス」の3領域を経験し横断的に理解する数少ない存在であり、医療領域全般の新規事業開発支援を行う。また、日本の医療ベンチャーに精通し、大企業やベンチャーの顧問・アドバイザー・取締役も務める。東北大学大学院非常勤講師、経済産業省J-Startup推薦委員、厚生労働省医療ベンチャー支援(MEDISO)非常勤サポーター、日本遠隔医療学会 運営委員 / 遠隔診療モデル分科会長。著書は『医療4.0(第4次産業革命時代の医療)』など。
■ 落合 孝文/渥美坂井法律事務所・外国法共同事業 パートナー弁護士
慶應義塾大学理工学部卒業後、同大学院在学中に旧司法試験合格。その後、森・濱田松本法律事務所の東京、北京オフィスでの勤務を経て現職。近時は、医療ヘルスケア、Fintechを中心に病院、企業、団体に関する国内外の法務を扱う。内閣府革新的事業評価委員会委員、厚生労働省情報通信機器を用いた診療に関する指針の見直しに関する検討委員会委員、
総務省・経済産業省・厚生労働省 国民の健康づくりに向けたPHRの推進に関する検討会民間利活用作業班 委員等を務める。本協会の中では、常務理事を務めるFintech協会での経験も生かし、医療情報の利活用(病院、ビジネス等)、オンライン診療、医療行為・プログラム医療機器の規制等といった法規制を含めた業界環境の整備や、新技術、情報利活用の実務への理解を広めてもらう。
■ 坂野 哲平/株式会社アルム 代表取締役社長
2001 年早稲田大学理工学部卒業と同時にスキルアップジャパン(株) を設立し動画配信プラットフォーム事業に従事。動画配信事業の売却 を機に医療 ICT 事業へ本格参入し 15 年に(株)アルムに商号変更。医療 機器プログラムの開発から販売までを手がけ、19か国で展開している。 同社の医療関係者間コミュニケーションアプリ「Join」は、日本 初の保険適用ソフトウエアとなった。